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Chain-of-Thought(CoT)

段階的推論で複雑な問題を解決

Chain-of-Thought(CoT)は2022年にGoogle Brainが提案したプロンプティング技法です。従来はLLMが質問→回答を直接生成していましたが、CoTは中間推論ステップを明示的に生成させます。「Let's think step by step」という一文を追加するだけで(Zero-shot CoT)、数学問題の精度が17%→78%に急上昇しました。Few-shot CoTは推論過程を含む例を提供してより正確な推論を誘導します。この技法は現代LLMの「reasoning」能力の基盤となり、OpenAIのo1/o3、ClaudeのExtended Thinkingなどに発展しました。

キーコンセプト

1

問題提示 — 複雑な数学/論理/コーディング問題

2

CoTプロンプトを追加 — 「ステップバイステップで考えてください」または推論例を提供

3

LLMが中間推論ステップをテキストで生成(「まずAを求めると…、次にBは…」)

4

各ステップの結果が次のステップの入力として活用

5

最終回答を導出

6

検証: Self-Consistency — 複数回推論して多数決で最終回答を選択(選択的)

メリット

  • 複雑な問題で精度が大幅向上
  • 推論過程が透明 → デバッグ可能
  • プロンプトのみで適用(モデル修正不要)
  • 大型モデルで効果最大化(emergent ability)

デメリット

  • 推論トークン追加でコスト/遅延増加
  • 小型モデルでは効果が薄い
  • 誤った推論ステップが誤答につながる可能性
  • 単純な問題には不要なオーバーヘッド

ユースケース

数学問題解法(GSM8Kベンチマーク) コードデバッグ/生成 論理推論パズル OpenAI o1/o3モデルのコア技術 Claude Extended Thinking