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プレトレーニング(事前学習)
大規模データで汎用知識を学習する段階
Pre-trainingはLLM学習の最初の段階で、数兆個のトークン(書籍、ウェブページ、コード等)で自己教師あり学習(self-supervised learning)を行います。GPT系列は「次トークン予測」(Causal Language Modeling)、BERTは「マスクされたトークン予測」(Masked Language Modeling)方式を使用します。この過程で文法、常識、推論、コーディング、数学などの汎用能力が自然に形成されます。数千のGPUで数週間〜数ヶ月かかり、費用は数千万ドルに達することもあります。Pre-trainingだけでは指示に従ったり会話する能力がなく、その後Fine-tuningとRLHFが必要です。
キーコンセプト
1
大規模テキストコーパスの収集(ウェブクローリング、書籍、コード、論文等)
2
データ前処理 — 重複除去、有害コンテンツフィルタリング、トークン化
3
モデルアーキテクチャの初期化(Transformerベース、ランダム重み)
4
次トークン予測学習を繰り返し — "The cat sat on the [?]" → "mat"を予測
5
数千GPU×数週間〜数ヶ月の訓練(分散学習)
6
Base Model完成 — テキスト補完は可能だが会話/指示追従はまだ不可
メリット
- ✓ 教師なし(ラベルなし)データのみで学習可能
- ✓ 汎用知識と推論能力の形成
- ✓ 多様なdownstreamタスクに活用可能
- ✓ スケーリングに応じてemergent abilityが出現
デメリット
- ✗ 膨大なコスト(GPU、電力、データ)
- ✗ 学習データの偏りと有害コンテンツの吸収
- ✗ ハルシネーション(幻覚)が本質的に内在
- ✗ 会話/指示追従不可(追加学習が必要)
ユースケース
GPT-4 Base Modelの学習
LLaMA / Mistral オープンソースモデル
Claude Base Model
BERT / RoBERTa事前学習